発達障害

【大人の発達障害】とはどういうこと?


こんにちは、あおです。

社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士を取得し、相談対応をしたり、ライターとして活動したり、ブロガーとしての活動をしたりしています。

 

最近では、やっと少しずつ発達障害への認知が進んできたように思います。

発達障害ということを公言する有名人も出てきて、発達障害の傾向を感じて、受診を決めた

という方が来られるケースが増えたように思われます。

 

そういった中で、今回はこのテーマ!

大人の発達障害ってなんだ?

最近では、大人の発達障害という言葉もよく使われるようになりました。

書籍などでも、大人の発達障害というものがいろいろ出ていますね。

発達障害関連のお勧めの本も結構あるので、レビューも含めて、別投稿で情報提供できたらと思います。

書籍でもいろいろ出ているので、見てみてください。↓



大人の発達障害っていつから??

「大人になってから、発達障害になった」

というイメージを持っている方やそう思って受診する方もいらっしゃいますが、実際にはそうではありません。

 

発達障害というものは、ほかの投稿でも載せているように、基本的には、生まれた時から持ち合わせたものになります。

では、なぜ大人の発達障害と言われるのでしょう。

 

それは、大人になるまで、周囲には気づかれず、大人になり、就職や結婚などの環境が変わることによって、苦手さが大きくなり、受診や検査の後に、発達障害と診断されたというケースが、「大人の発達障害」という状況であると思われます。

この場合の「大人の」というのは、幼少期には気付かれなかったものの、大人になってから、苦手さややりにくさ、何かを行なうのに難しさを感じることが増え、幼少期から学生時代ではなんとかカバー出来ていたところが、自分一人ではカバーするのが難しくなってきている状態であると思われ、周囲からの指摘や自分での判断によって、受診や検査になり、結果的に診断が発達障害であるとなった場合を指しています。

 

発達障害と診断されて、仕事をどうしていければいいのかと悩む方もいらっしゃると思います。そうした中で、下記のようなサポートを受けて仕事について考えていくというのも一つの手段になると思います。



また、検査をしても、診断を受けても、「大人になってからだから!」と強く話す方も中にはいらっしゃいます。

しかし、学生時代には、周囲の支援や協力があって、なんとかカバーしてくることができたことも多いため、その時期には発達障害が気付かれないことも多々あります。

 

知的障害のように、知的水準が低い場合や明らかな発達の遅れがあれば、幼少期に行う検診で気付いてもらえるかもしれません。

ただし、そこでも気付いてもらえないまま、大人になり、苦労する方も多いのです。

 

また、気付いてもらえない要因として、学生時代での環境として、発達障害ではないかという疑問を抱いて、それぞれの保護者に伝えられるほどの根拠を持って話せる環境が構築されていないのではないかとも考えます。

 

よって、「大人の発達障害」というものが、”大人になってからなった”というものではなく、<大人になってから気付いてもらえた>という解釈の方が正しいと思います。

 

発達障害に関しては、診断や気付いてもらえるのが早い方がいいとは思いますが、遅いからといって、大きな誤差が出たり、支障が出たりものではないと思います。

 

なぜなら、発達障害であっても、生きていく中で知ることもなく、人生を終える人も多いと思います。ということは、発達障害の傾向があったとしても、生きていく上で障害となるような困りごとにならないようであれば、診断が早くつく方がいいとは限らないと思います。

ただし、早く診断がつくことで、自分の特性を知ることができ、仕事や家庭のことがやりやすいといった改善するためのツールにはなると思うので、気になる方は受診や検査をしてみてはどうでしょうか。

 

実際に、大人になっても、発達障害の傾向がある方でも診断や治療を受けずに、日々を送り、自分の能力で自分なりにカバーして生活できている人も多くいます。

生きてきた中での失敗で、いろいろなことを学んでいて、それに対しての対処方法を自分では知らないうちに身につけてきた人もいると思うので、自然とカバー力を持っている人もいると思います。

 

発達障害かどうかということを知ることも大事ですが、実際に治療をするかどうかはその後の話であり、その発達障害とどううまく付き合っていくかが大事です。

就職を目指す障害者の方へ

僕自身、28歳の時に初めて自分が発達障害の可能性であると診断されました。

僕自身、周囲となんか違うな、やりにくいことが多いな、気分の波があるな、などといろいろなことを感じていましたが、みんなこれが普通で生きていると思っていました。

 

僕の場合は、うつ病の治療をしたことをきっかけに、発達障害の可能性があることが分かり、今まで、なんでだろうと思っていたことが、そういうことだったのか!と、解決したような気持ちになり、今はうまく付き合っていくことを意識しています。

 

現在の医療では、「治す」ということができない発達障害。

その為、自分の得意なところ、不得意なところとどう向き合って、どうカバーしながら付き合っていくかが大事になると思います。

 

その中の方法の一つとして、薬での治療方法やカウンセリングでの治療というものも、選択肢に入ってくるのではないかと思います。また、自分に合う仕事探しというものも一つの手段になると思います。

障害者の転職

今回は、「大人の発達障害」について私の思いや経験も踏まえて、少しですが、お話しさせていただきました。

 

今後の投稿で、最近よく耳にしたり、テレビにも出る、AD/HD(注意欠陥多動障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)について、それぞれがどんなものなのかについて触れていき、当事者の方はもちろん、周囲の方にもご理解いただけるように発信したいと思います。

 

ご覧いただき、ありがとうございました。



 
不眠社会に生きるあなたへの贈り物

ABOUT ME
あお
 こんにちは、ご覧いただきありがとうございます。  あおといいます!  医療や健康のために必要なことを、皆さんにできるだけ多く情報をお届けし、見てくださる方が、安定して、楽しく、楽な気持ちで過ごしてもらえたらと思っています。 このブログでは、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の私が、精神的なことや身体面のことなどの医療面や健康、生活するといったことに関する話題を主体に投稿していきます! 生活するということに関しては、いろいろな出来事が出てくることになり、それぞれに対応しながら日々を送っていくことが必要になります。 幅広く皆様にお届けして、少しでも皆さんの役に立てたらと考えています! ぜひこれからもよろしくお願い致します!! 相談対応に関してはこちらでやっておりますので、ぜひご覧ください。 ココナラでの対応ページ:https://coconala.com/users/1327891