こんにちは、あおです!
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士を取得し、医療福祉職として10年以上勤務し、現在は、主夫見習い、ブロガー、フリーランスといった感じで活動し、主には生活に役立つ情報の発信をしています。
今回は、うつ病や不安障害、パニック障害など、色々な理由で就労されている方が休職をすることになった時に抱く、「お金の不安」について説明をしていきます。

精神疾患で休職になったら・・・
日々、仕事をしていると人間関係や業務量の多さ、業務内容の辛さなど、色々な面でストレスがかかってきます。時期によっては、部署の異動や転勤など、環境の変わるという大きなストレスもあります。また、上司が変わる、自分の立場が変わる、仕事の内容が変わるといった環境の変化もあると思います。
そのように就労していると、色々なストレスを受けながら、日々を送っています。そのストレスをうまく解消したり、受け流したりできれば、精神面をカバーしながら働いていくことができると思います。
しかし、現在の大変な世の中で働いていくにあたり、どうしても精神的に辛くなってしまったり、精神疾患になることもあると思います。治療として、薬やカウンセリングを受けて改善してければ問題ないと思うのですが、中には治療に専念する、働ける状態にない、出勤自体難しいなど、休職を選ぶこともあると思います。

休職となると、有休があれば給料は入ってくると思いますが、欠勤になるともちろん給料は支払われなくなるわけですね。
では、その心配どうしましょう・・・
傷病手当金を受け取りましょう
自営業でなければ、おそらく社会保険に入っていると思います。
「休職になりました」となると、4日以上の欠勤となった場合、おそらく有休を優先的に使わないといけないけど、社会保険の方から手当として、「傷病手当金」というものを受け取れるんですね!
これが、生活の支えになってくれることもあると思います。
そこで、「傷病手当金」ってなに??って思った方もいますよね。
簡単になりますが、傷病手当金について説明をしていきます。
そもそも傷病手当金って?
傷病手当金というものは、病気やけがによって就労できない時に、就労している人やその家族の生活を保障するもので、就労先から十分な報酬がもらえない時に、社会保険の給付として支給されます。
上記でも説明していますが、支給に関しては、休んだ日が4日目以降からとなります。
支給される金額については、元々の給与の約6割程度になると思われます。
また、支給してもらうためには、受診中の医師に現在の状態や状況、診断名など必要事項を記載してもらう必要があります。もちろん自身で記載するものもありますので、必要事項を記入しなければなりません。

記載してもらったものを会社へと提出して、受理されるといった流れになります。支給の流れに関しては、会社ごとで違ってくると思うので、勤務先に確認が必要になると思います。
傷病手当金を受けて、どう生活する?
正直、元々就労していた時に比べて、収入が減っている状態となるので、ある程度生活するのは切り詰めるところは切り詰めないといけない、もしくは貯金から崩していくことも必要になるでしょう。
僕も2度休職をして傷病手当金を受給して、生活するのには困難さがありました。貯金を切り崩すことも必要になりました。これから受給するという方については、とても心配なことになるでしょう。
これについては、できる限り支出を抑えて、小さな生活にまとめるようにしていくしか無くなってしまいます。
ただし、病気やけがを治すことが最優先です。
本当にそれが必要なことなのです。
治療を進めて、安定して働けるようになれば、また安心して生活することができます。
ちなみに、傷病手当金に関しては、基本的には1年半の期間受給することができますが、会社によっては規定があり、受給期間が前後することがあるようです。その点については、どの程度受給できるかに関しても、就労先へと確認する必要があると思います。
まとめ
精神疾患で休職となった場合、けがとは違って、どれくらいで改善する、完治するといったところについては、正直わからないとしか言いようがないと思います。

ただ、どの精神疾患であったとしても、薬を飲んですぐに治ることが期待できないことはご理解いただけると思います。
そこまで早く治ることが期待できなかったとしても、症状が軽いうちに受診できれば、改善も早いことが考えられるので、そうなれば数週間で復帰することもないとは言えないと思います。

しかし、とにかく重要なのは、復帰を焦らないということです。
症状が軽くなってきたかなと思っても、復帰を焦ったばかりに症状が再燃して、再度休職しなければならないということも考えられます。
安定して働けるためには、安定した健康状態です。
症状が落ち着いたなと感じてから、もう一息ついて、それでも大丈夫であると感じたら、就労先が許可してくれるのであれば、少しずつの復帰でリハビリ的に就労ができるといいと思います。
傷病手当の関係についても、ご相談に乗りますので、何かありましたらご連絡ください。
ご覧いただきありがとうございました。
少しでも参考になり、お役に立てていたら嬉しいです。