うつ病

うつ病になった時に知っておきたい症状や対応方法

精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士のあおです!

この記事では、

・家族の誰かがうつ病に

・大切な人がうつ病に

といった立場の人が知りたい、

うつ病の症状について

精神科・心療内科で勤務していた相談員で

自身も治療歴のあるあおが解説します。

あおがどんな経験をしていたかはプロフィールをご覧ください



うつ病の症状は落ち込みも大きいけど、イライラもある

うつ病って聞くと、

気分が落ち込んでいる状態をイメージする方が多いのではないでしょうか?

事実、いろいろな面からのストレスによって

・朝がつらい

・睡眠がしっかりとれていない

・食欲がない

・体にも不調が出ている

このような状態になり、気分的に落ち込みが出ることがあります。

しかし、イライラしたり、眠りすぎてしまったり、過食になったりすることもあります。




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うつ病になるきっかけとはどんなことがあるのか

うつ病になるきっかけは人それぞれ違います。

ストレスを感じて、精神的に抱えきれなくなったときに

メンタル面に症状が出てきます。

それはホルモンのバランスが崩れたり、

ストレスや身の回り変化によって

脳の働きに問題が出ると考えられています。

 

きっかけとしてよく聞かれるのは、

・仕事のストレス

・家庭のストレス

・学校でのストレス

・人間関係がうまくいかない

・環境が大きく変わった

・身近な人の他界

が挙げられます。

ストレスが大きく、つらい気持ちになることも想像できますよね。

このような状況にいた方、

「こういうとき、きついよね」

って思いますね。

これがいくつか重なったときには、

より一層気をつけなければなりません。

ストレスの度合いが大きくなって、

うつ病の発症のリスクも高まります。

 

他にもいろんなストレスがあり、

ストレスに感じるものはマイナスなものだけではありません。

・結婚

・出産(子どもができた)

・家を建てた

・昇給や昇格をした

・車を買った

・新しい仕事に就いた

こういった出来事はプラスなことで、

楽しさや嬉しさを感じるものですよね。

しかし、プラスな出来事でも、

生活する中での大きな変化につながる物事は

それに慣れる必要もあるため、ストレスになります。

いろいろな変化が積み重なると

気持ち的にいっぱいいっぱいになりがちです。

生活の中で変化が続くときには、

少し気持ちに余裕が持てるように

変化の管理

ができるといいですね!

うつ病の落ち込みはどんな症状なの?

うつ病というと、

気分の落ち込みを思い浮かべる方が多いですね。

それぞれのきっかけによって、

考え込んでしまったり、悩んだりすることは変わりますが、

症状が出ている人の多くが

気分の落ち込みを経験していると思います。

気分の落ち込みが強いと、

・朝つらい気持ちになる

・不眠になる

・食欲がない

・ネガティブな感情の連鎖

(何をやってもうまくいかない)

・生きるのがつらくなる

症状が軽い時でも出やすいので、

治療は早めに開始したほうがいいです。

症状が強くなってから治療を開始すると、

改善にも時間がかかってしまうことがあります。

落ち込みの症状は、

波のように変化しますが、

人によっては1日の中でも変化する人もいます。

その時々に合わせた対応や行動をして、

対処方法にできるといいですね。


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うつ病の症状にイライラもあります

うつ病と聞くと、

「落ち込みが強い」と思う方が多いです。

しかし、

うつ病の症状としては

ホルモンのバランスが崩れていたり、

ストレスに影響されていたりして、

イライラしやすくなることもあります。

「こうありたい」という理想≠うまくいかない現実

この理想と現実の差によって

イライラしやすくなることもあります。

そばにいる方が見ていて、

うつ病になった方がイライラしていても、

やたらと怒っているわけではありません。

本人としても、

うまく前に進めない

思うように改善しない今を一生懸命戦っているのです。

イライラしてしまっている時、

そばにいる方は少し距離を置いている方もいます。

本人が頭の中を整理する時間ができますね

本人のイライラに寄り添い、

話を聞いて共感してくれたり、

一緒に考えてくれる方もいますね。

自分がどう思っているのか理解してもらえたり、

今後のことをどうしたらいいか一緒に考えてもらえたりして、

不安な気持ちから安心に繋がると思います。

イライラもうつ病の症状の中に出やすいものであり、

イライラの方が主体の症状という方もいます。

そばにいる方から見て、

最近、様子が違うなと感じたら、

本人に聞いたり、話をしたりするといいと思います。



うつ病の治療方法は薬やカウンセリングがメイン

うつ病の治療では、

・薬での治療

・カウンセリングでの治療

のどちらか、

もしくは両方で治療することが多いです。

治療の中では、

カウンセリングは費用が高かったり、

対応している医療機関が近くになかったりする場合もあり、

薬での治療をされている方が多いと考えられます。

薬での治療は適切に使っていけば、

決して悪いものではありません。

しかし、やはり薬での治療に抵抗があり、

カウンセリングでの治療を希望される方もいらっしゃいます。

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うつ病を薬で治すときに知っておきたいこと

うつ病の治療として、

薬の服薬で治療をしていく場合の安心なポイントはこちら

・薬であれば、受診できる医療機関も多い

(予約制の医療機関もあるため、注意)

・急を要する症状にも対応ができる

・調子の変化に合わせて処方薬は調整してもらえる

・治療開始から効果を感じるまでが、カウンセリングより早いことがある

症状が強く、早く治療したい人には安心なポイントになります。

予約制の医療機関も多いですが、

薬での治療ならある程度受診できる医療機関の幅を広げられると思います。

治療開始後、

症状は波のように変化することもあり、

その時に合わせて処方内容は

調整してもらえることが多いです。



治療中についても、

カウンセリングのみの治療では、

治療の効果が出るまでにやや時間がかかることが多いです。

認知行動療法など、

カウンセリングにて得た力で

生活の困り事に対応していくにも

時間が必要になってきます。

薬であれば、

同様に効果が出るまである程度の時間が必要ですが、

安定剤や睡眠導入剤などの一部の薬については、

処方してもらったその日から、

服用することで効果は感じられます。

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そのような薬での治療には、

知っておくべきポイントもあります。

・服薬することによる副作用が、出る可能性がある

・処方薬の種類によっては、依存性がある

・処方薬の種類によっては、改善してきても急に服薬を止めることができない場合もある

(急に止めると、離脱症状という薬を急にやめたことの反動のような症状が出てしまう)

・抗うつ薬など、飲み始めてすぐには効果が出ないものもある

知っておくべきポイントを押さえておき、

焦らず治療していけるといいと思います。

症状が受診時にはすでに強くても、

薬であればある程度は対応ができます。

他の病気でも同じですが、

治療となると

「早く治したい」と思い、焦りがちです。

焦ってしまうと、

思うようにいかない現状によって

精神的に不安定になることもあります。

薬の服用をしながら様子を見て、

焦らずゆっくり治療をしていけると良いでしょう。

薬の服用に不安がある

副作用が怖い     など・・・

どうしても服薬は避けたい

といった場合は、治療方法の選択としてカウンセリングを選ぶ方が多いと思います。

薬を使わないほうが安心という方もいて、

治療方法はこれ!と決まっているわけではないので、

ご自身が安心して治療を継続でき、

症状改善が見込める治療方法の選択をしましょう。

うつ病をカウンセリングで治すときに知っておきたいこと

うつ病をカウンセリングにて治療するときに

安心できるポイントはこちら。

・薬を使わないため、副作用もなく、安心

・自分の考え方のくせを治すきっかけにもなる

・考え方の対処方法を学ぶと、今後ずっと使える力に

・日常生活の中の困り事への対処方法が見つかることもある

薬を使わないカウンセリングでの治療であれば、

副作用や依存性に悩むこともなく、

治療をしていけるという方もいます。

薬の場合、人によっては仕事や家事を継続しながら

服薬していくということもありますが、

仕事や家事に影響してしまうこともあります。

そういった人にとっては、

カウンセリングは安心できるポイントになると思います。

 

治療以降も自分に力になってくれるというのは、

ご自身としても安心でき、

変化させることのできる対応策を持てるのは嬉しいですね。

そんなカウンセリングの治療について、

知っておくべきポイントはこちら。

・薬を使わない分、即効性がなく、効果が出るまでに時間がかかる

・カウンセリングを行なっている医療機関が近くにない場合もある

・急を要する症状に対しては効果を出すのは難しいこともある

・話でのやり取りになり、自分に合う医師や心理士、相談員に会えることが必要

薬を使わない分、副作用はないため安心できますが、

対策はできても、効果をすぐに出すのは難しいこともあり、

急な症状の変化への治療には対処が困難ということもあります。

また、カウンセリングの治療の場合は心理士がいるとこでの治療になることがあり、

その心理士がいない医療機関もあり、

受診先がなかなか見つからないこともあります。

そして、受診先が見つかった場合でも、

会話でのやり取りがメインになってくるので、

症状改善のためのやり取りをする中で、

自分に合う医師や心理士、相談員に出会える必要があります。

すぐに出会うことができればいいですが、

なかなか出会えないと転院を繰り返すことにもなります。

これについては、

薬での治療でも同じようなことがあることも考えられます。

うつ病のことを誰かに相談したいけど、
どこに話せばいい?

うつ病になった時、

自分の抱えている不安や悩みを

1人で抱えてしまう人は多くいます。

そんな時、

「誰かに相談したい」、「話せたらいいのに・・・」

そう思うこともあるでしょう。

家族や身近な人に相談したり、話したりする人もいます。

しかし、中には、家族や身近な人だからこそ話しにくい、

そんな人もいるでしょう。

なかなか理解してもらえず、

話す気持ちになれないこともあるでしょう。

 

どのような状況でも、

家族や身近な人のみでなく、

他の人にも話をしていくことで

今までになかった考え方を取り入れることもできると思います。

 

相談する先として考えられるのがこちら。

・医療機関で医師や心理士などに相談する

・自治体が行なっている相談の催しで話してみる

・ネットでの相談サイトなどを活用する

医療機関で医師や心理士などに相談する

この場合は気の合う医師や心理士などである必要があります。

話しやすいという環境や条件であったとして、

治療をしながら、

医療機関で日常的な困り事の相談をするのは機会を作りやすいですね。

薬の内容も知ってもらえていれば、

今の治療を継続しながら、

一番いい方法でやり取りができていくでしょう。

医療的側面から話し合いができるので、

治療としても安心な方法と進み方になると考えられます。

 

自治体で行なっている相談の催しに関しては、

悩み相談や子育て相談など

いろいろな種類の相談会をやっています。

その中で精神面に関する相談会に

参加して話してみるのも一つの手段です。

相談会には、

精神科・心療内科の医師や心理士など

専門職の人が来て

相談ができることが多いようです。

なかなか受診先でも相談ができていない方には

このような場は活用できそうですね。

 

そして、ネットでの相談サイトの活用です。

ここ最近では、

スキルマーケットやカウンセリングサイトもあるので、

治療しながらでも、治療前でも、

不安な時に相談する相手を選んで相談もできます。

相談のスタイルも、

電話、チャット、メールなど、

それぞれの人に合わせた方法で相談できます。

いろいろな資格や立場の人がいるので、

ご自身の状況にあった相談相手を選んで相談しましょう。

ちなみに、

僕の方でも相談対応は行なっております。

各相談サービスはココナラで出品しており、

相談の目的ごとに分けてありますので、

参考にしてみてください。

相談内容やサービスの種類などについて相談前に聞きたい場合は、

メッセージをいただければ、お答えしますのでご連絡ください。

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どのような相談先であったとしても、

うつ病になった時に1人で不安や悩みを抱え込むのはきついです。

自分の気持ちを話せたり、これからの不安を相談できたりする相手に

関わってもらうことで、気持ちが少し楽になると思います。

治療をしていく上で、

少しずつでも安定していくことが必要なので、

相談しながら治療し、

客観的に調子はどうなのかも感じながら、

改善していけるといいと思います。

<身近な人がうつ病になったとき知っておきたいこと>
まとめ

今回は、うつ病の症状や治療方法、相談先などを紹介してきました。

以前はうつ病については、

特別な病気といったイメージが強かった時代もありました。

精神疾患というイメージが強く、

場合によっては偏見を持たれることもありました。

しかし、

現代では環境や生活スタイルの変化もあり、

ストレスを強く感じる状況も増え、

誰もがうつ病になるリスクがあります。

うつ病になるリスクが誰にでもあるのであれば、

できるだけ多くの人に知っていてもらいたいのが、

うつ病に対する知識。

うつ病とはどのような症状がある病気なのか、

どのような治療方法があるのか、

周囲の人はどのような強力ができそうなのか、

といったところについて知っていてもらえたらいいなと思います。



どのような関わり方がいいのかということも難しいですが、

ここまでに挙げてきた相談先を活用していきながら、

対応方法を作り上げていけると良いでしょう。

今後の社会としても、

うつ病などの精神疾患、

発達障害などの精神障害、

これらについての理解を深めていく必要があり、

本人の生きやすさを大切にし、

周囲の人が対応しやすく、

どのような立場の人も生活がしやすい社会となるように、

みんなで情報共有をしていく必要があります。

互いに支え合っていくことで、

それぞれの得意不得意もカバーしていけるでしょう。

今後も情報共有をし、

みてくださる方の役に立つ投稿をしていきます。

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ご覧いただきありがとうございました。

少しでもお役に立てていたら嬉しいです。

ABOUT ME
あお
 こんにちは、ご覧いただきありがとうございます。  あおといいます!  医療や健康のために必要なことを、皆さんにできるだけ多く情報をお届けし、見てくださる方が、安定して、楽しく、楽な気持ちで過ごしてもらえたらと思っています。 このブログでは、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の私が、精神的なことや身体面のことなどの医療面や健康、生活するといったことに関する話題を主体に投稿していきます! 生活するということに関しては、いろいろな出来事が出てくることになり、それぞれに対応しながら日々を送っていくことが必要になります。 幅広く皆様にお届けして、少しでも皆さんの役に立てたらと考えています! ぜひこれからもよろしくお願い致します!! 相談対応に関してはこちらでやっておりますので、ぜひご覧ください。 ココナラでの対応ページ:https://coconala.com/users/1327891